呼び方で変わる夫婦関係
No,023 呼び方で変わる夫婦関係
結婚前のお付き合い時、子どもが生まれる前の新婚当初は互いに『○○君・ちゃん』『○○さん』と名前やあだ名で呼び合っていたのに、気付けば『おいっ』、『ねぇ』、『お前』、『・・・(もはや呼ばれもしない)』なんてことありませんか?
勿論プライベート以外の公の場で親しい呼び方をされるのは気恥ずかしいですし、年相応の呼び方をして欲しいですが、家の中でくらいは固有名詞で呼んでほしいですよね。
妻から夫への呼び方で多いのは1位:ニックネーム 2位:さん・君・ちゃん付け 3位:呼び捨てが多く、夫から妻への呼び方は1位:さん・ちゃん付け 2位:呼び捨て 3位:ニックネーム という年齢範囲の広いリサーチ結果があります。
婚姻年数が経つ事による馴れ合いや、いい歳をして照れ臭いなどの理由から、『ねぇ』・『ちょっと』・『おい』の様な、呼ばれたくない3トップの呼び方が40代以降や子供の出産を機に急増するようです。
また、子どもの出産後から子ども目線で『パパ・ママ』と、呼び合う夫婦も多いのですが、子どもと同じ呼び方をされることに違和感がありますし、その呼び方に慣れてしまうと、子どもが小さいうちは良いのですが、子どもがある程度大きくなった際に、再び名前で呼ぶのが照れ臭くなります。
また、『パパ・ママ』という呼び方は、互いを異性としてではなく、当然のことながら“子どもの親”としての認識が強くなり、夫婦生活・夫婦関係という点においてはあまり良い効果は期待できません。
海外でも夫婦間で『Mommy・Daddy』と呼び合う夫婦もいるそうですが、それは子どもがいる際、子どもの立場に立ったものの言い方をするときに限られており、夫婦で過ごすときはファーストネームで呼び合うそうです。
やはりお互いをファーストネームで呼び合う最大のメリットはお互いを1人の人・男性・女性として認識しやすいこと、大げさに言えば、たった一人の特別な自分への呼びかけと感じることができることではないでしょうか。
関係が悪いとお悩みの夫婦カウンセリングにおいて、呼び合い方を尋ねると、あだ名や名前で呼び合っていないご夫婦が目に留まります。
夫婦仲がぎくしゃくし、夫婦生活に悩み始めたら、パートナーをファーストネームで呼んでみてはいかがでしょうか?
当相談室では、夫婦関係を修復するお手伝いを多数させていただいております。 どうかこじれる前に、お気軽にご相談にいらしてください。