ご相談者の声 東京都D.Mさん(40歳女性)
当相談室にてカウンセリングをお受けになられたご相談者の声やお便りをご紹介いたします。
東京都D.Mさん(40歳女性) |
東京都D.Mさんからのお便り内容
高橋知子先生
拝啓 紅葉狩りが楽しめる頃になりました。 慢性胃炎を抱えながらの2年間、夫婦修復のカウンセリングでは、大変お世話になりました。
高橋先生へ通う前は、心臓内科や数か所のカウンセリングに行っていました。なかなか自分に合ったところがなく、具体的に悩みを相談しても、夫の職業を告げた途端、夫の肩を持つ所ばかりでした。逆に相談者としての私には、多少の不倫には目をつむり、安定した生活のために我慢して行く事を勧められました。
このような状況の中で、高橋先生のカウンセリングを見つけました。初めてお会いし、相談した時の一言、「夫は悪い女に騙されていただけ。」今でもこの一言が忘れられません。夫ではなく、相談者である私の立場で助言してくださる先生にやっと、やっと巡り会えたと強く感じました。
それまでは、不倫をした夫に対して嫌悪感や憤りを持っていても、第三者から「我慢、我慢」と言われていた為、夫に自分の感情をぶつけることが出来ずにいました。そのことで、自分の存在価値を見失ってしまい、喪失感だらけの日々をたんたんと過ごすようになっていました。気の持ちようをどうコントロールすればよいのか…、何時しか夫に対しては、日増しに加害者としての意識が強くなり、反対に自分自身には、被害者意識を強く持つようになっていました。
高橋先生の所に通うようになり、カウンセリングを受ける回数が増えていくと、夫への嫌悪感が徐々に薄れて行きました。それは、自分が思っている事を我慢せずに吐き出し続けて行けたからです。この吐き出し作業の合間には、先生の鋭い突っ込みが随所に入っていました。高橋先生とのやり取りの過程で、自分の見失ったものが掘り起こされる同時に、自分の足りない物にも気づかせてもらいました。日を追うごとにカウンセリング中に泣いていた時間が減り、先生と笑う回数が増えていきました。
家では悪化する胃炎をかばい、自分の殻に隠もってしまう日も多々ありましたが、連日帰宅の遅い夫に対して不安や疑問を感じた時に、自分自身の納得が行くまで、夫と話し合う時間を作るよう心掛けて行きました。 高橋先生の的確な助言のお陰で、家庭崩壊へと発展することなく、穏便に解決法を模索する作業が出来たと思います。
また、夫の不倫を擁護する義理の両親から、頻繁に電話が来ていました。今までは、大人しくしていることが円満の策とし、姑に言われるがままの嫁でいました。高橋先生の指導により、義理の両親に遠慮することなく、きっぱりと距離を置けるようになったのも、 カウンセリングの大きな成果です。姑の干渉がストレスとなり、胃炎を慢性化させ、夫婦関係をこじらせてしまう要因になっていました。夫との帰省を年1回に減らすことができたのは、先生のお陰です。
暫くして、私が精神的に落ち着いた頃に、高橋先生から服装や髪形の助言がありました。気が付けば、うつ病になる手前の状態が続いた為、知らない間に身だしなみに気が回らなくなっていました。夫は職業柄、オーダー物が主流。それに引き換え私は単価の安い服を着ていました。夫と少しでも釣り合う為に服の単価を上げ、日々の装いにも意識するように変えて行きました。
今思えば、大人しい性格の私は、頭の回転が早く弁が立った夫に対して、極力対立を避けて、何時も穏便に過ごすことが得策だと思っていました。しかし、夫にはすっかり足下を見られてしまい、その結果が裏切り行為へとなってしまいました。家での自分の立ち位置、夫婦間の会話の見直し、過干渉な義理の両親への対応。これから先、自分はどうして行きたいのか…。 不安と惨めさに押しつぶされそうになりながらも、毎週2時間のカウンセリングに通うことが、日々の励みになりました。
これからは、夫が得意とする「したたかさ」を少しでも盗み見て、日々の生活に活かして行けたらと思っています。高橋先生のカウンセリングでは、苦境に陥った時の「対処のいろは」を学ばせていただきました。高橋先生のお陰でぶじに、精神面の回復と夫婦間の修復が出来ました。「この2年間」親身な助言をくださり、有り難うございました。先生の本音で語り合う時間を持てたことに感謝しております。人生これからも、山あり谷ありと思って歩んで行きますが、また何か不測の事態が起きた時には、ご指導の程、宜しくお願い致します。
敬具
2012年 10月
夫婦問題カウンセラー 高橋知子 からのコメント!!
DMさんは、ガリガリに痩せて、相談室に見えました。ご主人の浮気、そのことから嫌になってしまった義母、妻としてどう生きたらよいか、嫁として上手く対応出来なくなってしまった自分をどう表現したらよいか、自分の思いのまま振る舞ってしまったら、自分は追い出され、ひとりぼっちになってしまい生きられないのではないか、怒りの感情と同時に大きな不安を抱えていました。まず、元気を出してもらいたい、そんな思いからサポートが始まりました。DMさんと話し、こんなに大変な精神状態でもDMさんの好きな分野の話しの時には、声が少し弾むのを感じて、大丈夫!きっと元気になれる!と思いました。DMさんには芯の強さと柔軟性を持ってもらいたいと考えていました。DMさんに与えられていないものは沢山あるでしょう。それと同じくらいDMさんに与えられているものも沢山あります。これからも、与えられた環境の中で喜びを感じる心の豊かさを大切に、より素敵な女性になって下さいね。いつも応援しています !!