夫婦の不平等感
No,013 夫婦の不平等感
平成30年の厚生労働省の統計によると、専業主婦世帯は全体の33%という結果が出ました。およそ35年前から共働き世帯と専業主婦世帯の割合が反転してきているそうです。
時代は変化し、働く女性が増えてきてもなお、『家事・育児=女性の仕事』というイメージは根強いのではないでしょうか?
そもそも子どもを産むのは女性です。
育児に関しては、子どもが小さければ小さいほど母親が必要なのは致し方ない事です。
これは、自然の摂理で、変えようがないのです。
なので、子育てに女性が付随してしまうのは当然のことと言えば当然です。
もっとも最近では『主夫』、『イクメン』に代表される言葉も出始め、男性の家事育児参加が表立って来ましたが、実際問題、特に子持ち世帯において女性の負担の方が大きいと感じている女性は多いでしょう。
例えば・・・、子どもの体調不良によるお迎えや、幼稚園・保育園や学校行事(役員など)の出席。健診など。
やはり、母親の役割が多いですよね。
しかし、最近では学校役員や健診など、色々な場面で男性もちらほらお見掛けするので、嬉しい時代の変化を感じます!
男性は家のことを奥さんに任せて、時間を気にせず、大いに仕事に取り組めますが、女性は子どもが小さいうちは時短勤務にしたり、急なお休みで職場の人に対し、心苦しい思いをしたり、お迎えの時間を気にして仕事をし、帰りに買い出しを済ませ・・・。
帰宅しても、食事の用意、明日の支度、家の雑務をこなし、入浴し、寝かしつける・・・。
休む間もありません・・・。
もちろん男性も、外で家族のため、社会のために戦っています。
家で多少の手伝いもしてくれます。
でも、やがて働く妻は不満を感じ始めます。
―「何だか私ばっかりしんどくないか?」と。
そして、イライラが募り始めます・・・。
自分ばっかり飲みに行って!
休みの日に接待ゴルフ!?―でもゴルフでしょ?
自分ばっかりゴロゴロして!
この不平等感を払拭するには・・・
何と言っても、『家庭に関心を示す、率先して家事をする』に尽きるでしょう。
大事なのは妻を手伝うスタンスではなく、妻と家事をこなす(子どもを世話する)意識を持つことでしょう。
しかし、どっぷり入りすぎて、細かくなりすぎてもダメなんです(笑)
程よく家庭に寄り添って欲しいのです。
何事もバランスと程よい距離感が大切なのです。
高橋知子YOKOHAMA相談室では、受け答えの仕方がしっかり出来るようにアドバイスを続けながら、夫婦関係がより良くなるようサポートをしております。