子育てのストレス
結婚生活の中で子育てのストレスも大きいものがあります。
特にママたちに大きくのしかかってきます。育児が嫌いなわけではありません。
パパの対応がストレスなのです。パパも育児に関わろうとイクメンと呼ばれているパパもいることでしょう。社会での取り組みを調べてみても、パパの育児参加(子供の世話をする・子供と遊ぶ)を促し、子供との関わり合いを学ぶ場所はあるのですが、ママとの関わり合いを学ぶ場所やそれらに関する取り組みが少ないことに気付かされます。
子育てのストレスはパパが育児に参加しないこともあるけれど、育児を通してママとどう向き合っていくのか、ママのストレスをどう解消していくのかが、とても大事になります。
離婚は、子供が2~4歳くらいの間に起こる件数がとても多いのです。当相談室においても子供と別れるのが辛いと言って泣いたパパたちの数はかなりになります。そうならないためにも“産後の大変さ”を理解し、どのように手助けをして、どのようにママと向き合っていくかは大変重要なことになります。
逆にママが子供にかかりっきりでパパに育児参加をさせなかったことから、まだ子供が幼いのに夫から離婚したいと申し出されてしまった例もあります。パパはママが子供に夢中になっていると疎外感を感じ、愛されていないと認識してしまうこともあります。そんなことになっては大変です。
元々、ママと子供はひとつなのです。それにママは産後、赤ちゃんを抱いたり、おっぱいを飲ませたりするとオキシトシンというホルモンが出て、幸せな気分になります。しかし、このオキシトシンには攻撃性も認められていて、パパが下手な抱っこをしたり、お風呂の準備をしてくれなかったり、散らかし放題だったりすると、激しくパパを攻撃したくなります。パパは疎外感を感じている上に攻撃されると家から逃げ出したくなってしまいますね。
このホルモンの働きについてはパパ、ママ双方が認識した方が良いと思います。本当は、ママはパパと話をしたいと思っているので、家に帰ってきたらママの顔をみて(体をママに向けて)話をする習慣をつけてしまいましょう。 パパがママの顔を見て話をすると、ママはパパに認められたと感じて安心します。
子供が少し大きくなって、ママ友の間で行われるパパの自慢大会?での第1位は、ママをひとりの女性として扱い、パパが子守りをして、ママがひとりになる時間(美容院や買い物)を積極的に確保してくれたことでしょう! ここでは、積極的にが とても大事になります。 ママから言われて「いいよ」と言うより、パパから「いつもお疲れ様!僕が子供を見ているから出かけて気分転換したら どう?」と言う方が、かなり点数が高いわけです。 専業主婦の方が子供のストレスが高い場合が多いので、特にこのような気の使い方が必要になります。
関連記事として
コラム「単身赴任で存在感ゼロでも離婚してはいけません」
コラム「他人だと割り切ると普通に接することができる?!」
コラム「夫婦関係における夫や子供の父親としての役割を考える」を書きました。