ページの先頭です。

夫婦関係における夫や子供の父親としての役割を考える

結婚生活での自分の役割を把握しましょう

好きになった相手とデートの約束をして会える日を指折り数えてワクワクする、会えない時がとてもさみしいと思えるのが恋愛。そして、恋愛時代を経て婚姻届を出すに至り、日常生活の中で好きになったとは言え、他人と生活をともにすることが結婚ですから。経験者ならわかると思いますが、恋愛の延長が結婚だと思うと、そのギャップが大きいことに気づくはずです。そして、イメージしていた理想の結婚生活との乖離に耐えられなくなると、離婚に至ってしまいます。

結婚生活に必要な要素のひとつとして、このギャップを夫婦の努力で補い合いながら家庭を築き上げて行くことです。特に夫側は、仕事の忙しさを理由にギャップを埋めることに関心を持たない傾向にあります。何やら面倒で難しそうに感じますがそんなことはありません。少しの気遣いと思いやりを持つことで解消されるのです。


時代における夫婦関係の変化

1986年4月に男女雇用機会均等法が施行されるまでは、女性の社会進出は今ほど盛んではなく、結婚したら家庭に入って専業主婦となることが一般的でした。この背景には、男性の終身雇用があったからなどと言われていますが、日本のバブル崩壊やその後の失われた20年による景気後退により、男性における終身雇用制度という概念は薄れ、女性も個性や能力を発揮し社会参加を促されるようになってからは、フルタイムで働く女性が多くなりました。

このことで、女性は家庭だけに縛られず社会との接点を持つことができたという良い面が出てきた反面、以前と同じく家事と育児はやはり妻の仕事である家庭がまだまだ多いのも現実。外で働いて生活費を稼ぎ、疲れて帰宅しても休む間もなく、家事と子供の世話となると妻の負担が溜まる一方、それにもかかわらず夫は仕事が終わって帰宅しても「風呂・飯・寝る」で何も手伝ってくれず、働く女性には受難の時代が長かったと言えます。もちろん、すべての男性やご家庭がそういう訳ではありませんが、いずれ妻側の心が折れてしまい、夫婦関係を維持できなくなってくるケースは、想像以上に多いのが実情です。


家庭における夫の役割にも変化が!

妻が仕事に家庭にと忙しく働いているにもかかわらず、少しでも負担を減らそうとする夫は少数派。家の仕事は妻の仕事とばかりに無関心でいるうちに妻の不満は爆発し別居や離婚に至るといった事例も少なくありません。しかし、そんな中でも気がつく思いやりのある優しい夫は少しずつ妻の家事を手伝うようになりました。さらに時代とともにそれが当たり前である、という意識が高くなってきたようです。

男性と女性という性別がある以上、それぞれの役割も大切にしなければいけませんが、夫は家庭の居心地を良くするという意識に欠けていることが多いようで、妻と一緒に快適な心地よい家庭を作ることを心がければ、おのずと夫婦円満となり、結婚生活の楽しさを得ることができるということをもっと理解すべきでしょう。

「妻と夫の二人がいて家庭がある」

ということを忘れないようにしましょう。

母親とは違う父親としての役割とは

一昔前は、家庭内での子供と父親の関係が現在よりも希薄だった傾向にあり、父親は仕事で手一杯で子供のことまで頭が回らず、家事と同じくすべて母親任せでした。しかし、男女が同じように社会に参加し仕事を持つようになると、母親だけに任せるには無理があります。二人で子育てをするという意識を持ち、育児を分担するということが現代に即した子育ての方法と言っても過言ではありません。ただし、ここで間違えてはいけないのが、父と母が同じ役割で子供に接するのか?というと、そこは少し違うように思います。

例えば、乳幼児である0歳から5歳くらいまでは子供と一緒にいることが多い母親がしつけもしますが、時には叱ることもあります。しかし、この時夫婦で一緒になって怒ってはいけません。父親は母親のしつけを認め、子供のフォロー(どうして叱られてしまったのか、両親の願いを優しく伝えるとか、これからは気を付けようねと明るく励ますなど)をしてあげるなどの工夫は必要です。子供が自立するに従って反抗期になったり、ひねくれて親の言うことを効かなくなることもありますが、日々の細かいことは母親に任せたほうが良い場合も多々あることでしょう。父親が育児に参加するようになったと言っても、父親より身近な存在で、遠慮せずに話ができるのは母親なのです。

父親はひとまわり大きな存在として包容力のあるところを見せるといいと思います。 子供が小学生までは、一緒に遊ぶことを中心に接して行き、叱るという点では、例えば道徳的にしてはいけないことをした時、大きな嘘をつくなどして他人に迷惑をかけるなど、ある一線を超えたら父親が出る、というように俯瞰した態度が効果的になると思います。これらがすべてではないですが、愛情と関心を持って子供に関わって行くことがとても大事なことですね。

子供に対する夫婦の役割を明確にすることで、良好な夫婦関係を維持するきっかけにもなるという点を忘れないようにしましょう。

夫婦互いの時間がすれ違い、関係がギクシャクしているような状態であれば、ぜひ一度高橋知子の夫婦修復カウンセリングまでお越しください。