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空気が読めないのは大人の発達障害が原因かも

空気を読むとはどんなこと?

空気が読めないのは大人の発達障害が原因かも

日常会話の中で「空気を読む、読まない」という言葉はよく使いますね。「あの人は空気を読まないね」など言いますが、「空気が読めない」とは具体的にどのようなことを指しているのでしょうか。

レストランで食事しているとき
「ここの料理まずい。この店に来るのはもうやめよう。」
などの店の批判を、店員や他のお客様に聞こえるような大きな声で言ってしまうなど、状況をわきまえずに自分の気持ちを表現してしまうのです。

人は無意識的に、目に入る情報や会話からの情報、その場にいる人々の感情の温度差など、自分がいる状況や雰囲気から「自分がするべきこと」「しないほうがいいこと」を察して、相手が自分に欲していることを推測して行動するものです。ですが、空気が読めない人はそれができずに、相手を驚かすような発言や行動をとってしまうのです。


空気が読めないのは発達障害の可能性?

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「私って空気が読めない人なの」と自分であらかじめ申告する人もいますが、本当に空気が読めない人は、自分が空気を読めていないことに気が付きません。自分の発言や行動で周りの人が引いても、なぜそうなったのか気が付きません。

・言いたいことを言ってしまう
・周囲への配慮ができない
・自分勝手である

などの行動を起こしてしまう場合、ともすると本人の性格の問題や努力不足、家庭のしつけが悪いと捉えられがちでしたが、医学の進歩により数年前からこれらの傾向が「大人の発達障害ではないか?」と理解されるようになりました。

そもそも発達障害とは、先天性の脳機能の発達のアンバランスさにより社会生活に困難が生じる障害の総称となり、空気が読めない人は社会的なコミュニケーションや他の人とのやりとりが上手くできないなどの特徴をもつASD(自閉スペクトラム症、アスペルガー症候群)や、衝動的に不適切な発言や行動を起こすADHD(注意欠陥・多動性障害)に該当することがあります。


夫婦間における発達障害との付き合い方

「わがままで自分の意見を曲げず、言うとおりにならないと怒りだす」
「妻である私の失敗を厳しく指摘するのに自分には甘い」

もし、あなたの夫にこのような傾向が当てはまるならば、それは大人の発達障害である可能性も含め、接し方や付き合い方を見直してみる必要があります。

例えば、家族で旅行の計画を立てるとき、子どもたちは「海に行きたい」と言っているのに、夫は「山がいい」と自分の意見を譲りません。妻からすれば「いい大人なんだから、子どもの気持ちを優先させてみんなに合わせてほしい」と思いますが、本人は純粋に「山に行きたい」という気持ちを表しつつも、自らの気持ちを曲げようとしません。

「自分勝手」や「わがまま」な部分をすべて発達障害と決め付けるのはナンセンスですが、夫婦関係が悪化する要因であることには違いありませんので、こうした夫と上手く付き合っていくためにも、夫の性格や行動を理解し、接し方のコツを掴む必要があります。

人は自分の気持ちを相手に察してほしいと考えますが、発達障害の人はこの「察する」という行為ができません。ですので、相手の意見とは異なる場合には、自分の気持ちや考えをはっきり伝えることがオススメ。また、内容はできるだけ理論的に具体例をあげながら話すと理解しやすくなります。

なんだか大変そうに思ってしまうでしょうが、

個性がちょっと強いだけ

と捉え、コミュニケーションを図っていくようにすると良いでしょう。

たとえパートナーが大人の発達障害と診断されたとしても、今すぐ生活に変化があらわれる訳ではありません。今までの良好な夫婦関係を維持したいとお考えになるなら、この困難を乗り越えられるよう、夫婦一緒に理解と絆を深め、共に努力する必要があります。

高橋知子の夫婦修復カウンセリングでは、夫婦の絆を深めるための行動の取り方など、状況に応じた様々なアドバイスいたしますので、お気軽にご相談ください。

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